7月10日 金曜日

いろいろあって弟と母を泣かせてしまった。

 

弟はスポーツをしていて、スポーツで進学をしたもののコロナの影響もあってなかなか新生活を順調にはじめられていない。進学先でもまだ安定した練習ができていない状況で、さらに進学先以外にもまた別の場所での練習に参加することになった。

午前は他の場所で、午後は進学先で、それぞれ数時間ずつハードな練習に参加しなくてはならないような日もある。しかしどちらでも新入りだし練習の手を抜くことはできない。弟は過去に大きな怪我をしている。完治はしているものの、その怪我を治すのに1年半の時間が必要だった。弟にとってその時間は取り返しのつかないものだ。

 

というなかで、弟が「疲れるので午前中の練習には行きたくない」と言い出した。

母ともうひとりの弟は「新入りのくせに疲れるからで練習にいかないとは何事だ」「そんなんじゃプロにはなれない」というようなことを言って弟を責めたてた。ので、見かねたわたしが「もっと言い方を考えられないのか」と仲裁に入ったところ、庇われた弟が泣きはじめてしまった。つられて母も泣き出した。

 

という……あとで読み返したくなるかもしれないのでざっくり書いた。率先してこういう役をやるのが初めてでおおいに戸惑ってしまった、何重にも恥ずかしいな。

なんというか、わたしは人生1周目なのでわからないことが多いし勘もにぶいし、ひとの人生にあまり口を出したくないのでできればほっておきたいんだけど、それでも弟の人生が彼にとって最上のものになるといいなと思う。ので、休みたいときは休めばいい。ちゃんと連絡しなさい。でも普通に午前も午後も練習ちゃんと行ったほうがいいんじゃないの…?知らんけど…

 

あとこういう場面において、スポーツなどまったく無縁かつ自堕落のおてほんのようなわたしがいくら頑張ってそれっぽいことを言ったところでなんの説得力もないと思うんだけど、なぜかこの日に限って家族がみなわたしの言うことをよく聞いてたのでこの家族は大丈夫なのかちょっと心配になった。うちの地下には先住民が住んでいるかもしれない(パラサイトの話)。

 

 

そのあと熱海会と電話した。半分ぐらいねてたけどだれかがガチャでボロ負けしてた気がするようなしないような。知を育んでいる子と育めていない子がいたような。