5月21日 木曜日

出勤。今日はまずまず忙しかった。

昼休みに、上司の叔母が亡くなったという話を聞く。コロナの影響で葬儀には20名までしか参列できないということも合わせて。その叔母には孫だけではなくひ孫までいて、ひ孫だけで16人とか17人とかいるらしい。上司は「だから私は行けないんだ」と言ってちょっとわらっていた。

その話にどう反応していいのかわからなくて、というか職場でする会話の大半にどういう反応をしていいのかわたしは2年間働いていまだによくわからないので曖昧な反応しかできなかった。なんというか、上司の叔母、はお悔やみを申し上げるほどの距離でもない。顔もわからないような他人の死をむやみにかなしんだりもしない。摩耗するので。ひとは全員いつか死ぬので。でも誰までかなしんだらいいんだろう。上司の叔母、上司、同期、友達、恋人、家族。わたしは自分の家族が死んだときにかなしい気持ちにならないかもしれない、とときどき思い出してはちょっと練習する。自己中心的で、つめたいようだけれども、わたしはそれも真心の一種だと信じている。かつ、縁も所縁もない死を想う唯一の方法。メメント・モリです。

まったく関係ないけれども、さっき母が教えてくれた電話番号下4桁の数字を足した数で運勢がわかる、という占い、自由でいいなあと思った。