7月4日 土曜日

ストーリーオブマイライフを観た。

若草物語のことをあんまり覚えていなくて「予習すべきだったかな」と開始数十分は思ったけど、ジョーとエイミーが喧嘩するシーンから物語がようやくはっきり見えてくるようになった。鈍い…

ぜんぶは挙げきれないけど、好きなシーンがいくつもあった。ジョーとローリーが外で踊るシーン、ローレンスさんが階段でベスのピアノを聴くシーン、ベスとジョーの海辺のシーンと回想、結婚するメグにジョーが「一緒に逃げよう」と諭し諭されるシーン、ジョーがローリーのプロポーズを断るシーンとあの風景、ジョーの執筆シーン、本がつくられていくのをみつめるジョーのラストシーン(雨の中のプロポーズも好きだけど、その好きはこのなかには入らない)。

過去と現在を行き来しながらエンディングへ向かっていく、という構成をこんな精度で完成させることができるものなのだなと思った。まぶしい過去と、慣れ親しんだ単調な現在。異なる時系列に登場人物の憧憬や後悔がまとわりついて、それでもなめらかに編み上げられる。すべての出来事に対するジョーのまなざしがそのまま反映された、時間の継ぎ目のとてもうつくしい映画だった。とてもよかった。墓まで持っていく映画の候補にします。

土曜日、仕事をしたあとに観て感動を引きずってなんとか家まで帰ってそのまま寝てしまったので日曜朝に書いてるけど観た直後の勢いで書きたかったな！！まあよし。書きたいこと書いた、日曜日をはじめよう。