11月27日 罪の声

仕事のあと、映画『罪の声』を観た。MIU404と同じ野木亜紀子さんが脚本、というところをきっかけに観に行った。ほかに知ってたのは星野源小栗旬が出るということのみ。以下ねたばれはとくになし。

事実が明らかになる順番がとにかくよくて、都合がよすぎず、でもいいところはよくて、それで映画で、面白かった。面白かった、って安直すぎるかなあ。観ているあいだずっとよくないことが起こるし明るい気持ちになるわけでもないのに、わからないことが少しずつわかるようになる、出来事の全貌が見えてくる、点と点が繋がる、からのめり込んで観てしまった。

ただ出来事をひとつひとつ追いかけていくだけで、だれかに感情移入しているつもりはないのに「それを言われると痛い」という感覚はどれもわかった。あなたの人生はどうでしたかと尋ねられるシーンの星野源とか。映画を観ているだけのわたしを観ているだけではいさせないだけの迫力のある言葉だった。いま観たい映画だった。観てよかった。