7月29日 えっ今日29日ですか?

7月にやり残したこととかないし月末が忙しい仕事なので7月なんてさっさと過ぎてくれていいのに、なんだろうこの29日とか具体的な日付でいわれるとなんとなく惜しいような焦るようなこの気持ち。なんなんだろう…?

 

今日はたまたま退勤時間がかぶったため上司と一緒に帰った。会社を出てから自宅の最寄り駅までずっっっと一緒になるひとで、なんかだいぶきまずかったけどきまずいなりにへらへらとやり過ごした。

手芸が好きな女性で、職場をじぶんの作品で埋め尽くして周囲の顰蹙を買っていたりとか、仕事をさぼってお茶を飲みながらおしゃべりしていたりとか、新人に仕事をくわしく教えなかったりとか、いろいろな噂のたえない方だけどしゃべるとべつに普通だな……というか、まっとうに生きてるなあ……と思った。なぜだかわたしがお昼にコンビニで買ったものなど食べてるのを知っており、ちゃんと弁当をつくりなさいと言われた。「お弁当は夜つくって冷蔵庫に入れておけ」とか「お弁当箱を使うと続かないからタッパーにしろ」とか「明日ちゃんとつくったか見に行くからね!」とか言われた。明日ほんとうに確認されるかどうかはわからないけど、一応夕飯の麻婆もやしをタッパーに取っておいた。

なんというか、1日1回顔を合わせるぐらいの、名前は知ってるし最寄り駅も知ってる程度の距離感の相手にずかずか踏み込んでいけるひとがわたしの職場には結構いて、そういう性格のひとが集まりやすい職種ではあるんだけど、ずかずかされるのはなんだか新鮮だった。

明日このことを職場で話したらたぶん「あの上司と一緒に帰らなきゃいけないなんて災難だったねえ」的なことを言われると思うし、わたしもしんどかったテンションで話すけど、そこまで嫌じゃなかった。特に楽しくもなかったけど。うまくいえないな。

あまりいい印象を持っているとは言いづらいひととすこししゃべっただけで「わるいひとではないかも」と思えてしまった、かもしれない。おひとよし過ぎる気がする。でも明日わたしはたぶん気持ち早起きして微妙なお弁当をつくる。こういうちょっとした変化を、そのきっかけをもたらされて、そんなにわるい気分ではない。素直か?って自分で言ったら図々しいかなあ。